はてしない物語 (上) (岩波少年文庫 (501))
新品価格 ¥ 836
中古価格 ¥ 235
発売元:岩波書店 発売日:2000-06-16
さすがに考えてます 評価:
中身はもちろん面白いです。
全てを得た者が自分を見失いながらも追い求め、そして見出していく姿。
友情。
背景となるファンタジーの国。
人間の葛藤と想像世界、両方がしっかりとリンクしています。
子供には子供の、大人には大人の読み方ができる名作中の名作だと思います。
そして問題の現実と物語の境目は、ハードカバーが色を変えているのに対してこちらの文庫では、上部に模様を入れることで場面の違いを表現しています。
ずっと読んでいたい 評価:
終わって欲しくない物語ってありますよね?私にとってはこの本がそうでした。
上下巻に別れていない、ハードカバーの方で読んだのですが、中学生にあがる親戚がいると、必ずプレゼントしています。
二つのお話が並行して語られる様は、後で村上春樹氏の「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」を読んだ時、不思議な相似点を感じてしまいました。
商品説明のレビュー
いじめられっ子の少年が、不思議な本の世界に入り込んで、数々の冒険を繰り広げる傑作ファンタジー。
著者のミヒャエル・エンデ(1929-1995)は、児童文学という枠を越え、作品を通じて現代社会に対するさまざまな警鐘を鳴らし続けた、ドイツを代表する作家である。
1979年に発表された本書は、『モモ』 『鏡のなかの鏡』とならぶエンデの代表作として名高い作品だ。
デブでチビの少年バスチアンは、古書店で目にした1冊の本に目を奪われ、たちまちその世界に魅了されてしまう。
ファンタージエンという国を舞台にしたその物語では、女王「幼ごころの君」が病に倒れ、何もかも飲み込んでしまう「虚無」が王国を滅ぼそうとしていた。
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