海へ出るつもりじゃなかった(下) (岩波少年文庫 ランサム・サーガ)
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発売元:岩波書店 発売日:2013-05-17
牛乳、スクランブルエッグ、ポリッジ、ペミカン、ジンジャービア、焼いたベーコン 評価:
1975年小学4年生の時に比較的、田園風景が残る場所から街に転校しました。
その時、近所の子らが贈ってくれたのが同じシリーズの“秘密の海”でした。
その後、図書館で同シリーズを読んだ記憶があります。
一番読み返してみたかった本書が文庫本になったので急ぎ購入しました。
同シリーズの一番の読みどころは…俗物の私には同シリーズに出てくる食べ物、スクランブルエッグやポリッジ、ジンジャービア、バタつきの厚切りパン、マーマレード、ミートパイ、煮込み(たぶんシチュー)レモネード、タフィ、アイスクリーム、配給されるチョコレート、ココア、バナナ、ゆで卵…あぁ!!食べたい!!すみません、食いしん坊なもので…。
素晴らしい冒険小説 評価:
子どもだけで、北海を渡ってしまう……という、ランサム全集の中でも異色の作品。
ジョンが気を張っていて、頼りのスーザンがくじけちゃったときも頑張る姿が素敵。
そして、お父さんに認められて初めて気が緩んで涙ぐむあたりが良いんだよね~。
いつも大人なスーザンが、くじけてしまうけれど立ち直る姿もまた感動的。
どちらかというといつも通りに淡々と描かれているのだけれど、その辺の構造は完全に冒険小説なのです。
そこが痺れる。
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